Anthoropocene/アントロポセン

2019
Anthropocene/Totem Pole Photo Gallery (東京)

Anthropocene(読み;アントロポセン)とは,人類の時代として提案される新しい地質年代の呼び方である.これは,地層に残された人の活動の痕跡を,一つの境界とみなす.身近な例はプラスチックの堆積.より規模の大きいものとしては工場からの生産物や汚染物の排出.一部は分解され,一部は堆積し続ける.

一瞬の現象として終わるものもあれば,百年も千年も超える現象となるものもある.時を経てこれらが地面となるのであれば,それは人々の生活の基盤でもあり,ゆるやかな社会現象とも考えられる.一方,座標を変えれば,彼らは彼らの好むようにあり続けることに気がつく.

時間と空間の両スケールにおいてマクロでありミクロである現象に興味をもった.Anthropoceneという名前は付いているけれどまだ確かではないこの現象.まっすぐ今,この足元を観察してみよう,と.


anthropocene



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